専業主婦の私が実践した生命保険の選び方
独身の頃、祖父が車を降りる際に転倒して骨折をした時、色々な面で心配しましたが、家族の交通傷害保険に加入していたお陰で通院治療まで細かい部分も保険でカバーできた時大変ありがたく思い、保険について考えるようになりました。
それまでは、保険といわれてもピンとこなくて、親世代のものくらいにしか思っていなかったように思います。
「もしも、大切な家族に何かあったら」というものを祖父のケガの件で初めて体験しました。
自分に家族ができた時改めてあのときのことを思い出し、突然、起こった出来事にまず驚いて、次にケガの心配・入院治療費の心配と家族としては次から次に出てくる不安をどうすればよいか戸惑いました。
家族型の傷害保険に入っていたお陰で、入院・通院治療に対する不安がスーっとなくなったことを覚えています。
初めて、保険は家族と自分のケガや病気の時に治療費にかかる金銭的不安だけでなく、精神的な不安も解消してくれるものだと気付きました。
家族と自分を守るために、私たち家族に合った保険を選ばなければいけないと思いました。
生命保険の種類が多すぎて迷った
生命保険を選ぶ時、あまりにも保険の種類が多すぎて違いがわからない上、保険独特の難しい言葉も手伝って、保険の複雑さに対する不安ばかりが大きくなり、自分達家族の今現在のライフスタイルやこれから先変化する家族構成などに合う生命保険を見つけるのに苦労しました。(大きな買い物になることは間違いないはずなのに、なんだか不安という状況に陥りました。)
火災保険や自動車保険のように、物に対してかける保険は、目の前にあるものなので、資産価値や購入時の金額が分かりやすいため、
- 払える保険料の目安
- どのような保障があるのか
- 保険に対する優先順位(保障の中身と保険料の支払い額)
など、保険に対する分からないことや自分の知りたいこと、確認しておきたいことが明確だったので、加入時の不安はほとんどありませんでした。
しかし、そのようなモノが対象のものとは異なり、将来に突然起きたら困る病気や出来事を想像しながら、家族の命や健康そして生活のための生命保険選びとなると、思った以上に決断できない現実がありました。
起こるかどうかわからないことも想定して、何が必要になるのかを考えることは、とても難しいと思います。
生命保険選びで「分からないことが分からない」
「分からないことが、分からない」という漠然とした状態からの保険選びは、雑誌などの書籍で保険について調べ、保険会社のHPや資料請求でどのような保障があるのか調べました。
この時点で、何となく保険の外枠のようなものが見えてきたので次に、
- 毎月、無理せず払える保険料の目安を調べる
- 保障の内容と保険料の支払い額で優先順位を決める
- 定期保険と終身保険のどちらを選ぶか
など、保険に対して分からないことや自分が知らない情報がほかにないかなど確認しておきたいことを箇条書きにしました。
私の場合、保険会社勤務の親戚がいたので、「分からない」ということを恥ずかしいことだと思わないで相談させてもらいました。
専業主婦の私と働く旦那とでは生命保険を別物と考えた
保険を選ぶ時のポイントとして「いざという時に自分と家族が不安になったり、困らないようにする」ということを大前提に、家族の中の役割「仕事をして収入を得ている(夫30代)」と「専業主婦として家庭を支えている(私30代)に分けて考えました。
仕事をして収入を担っている主人の方は、病気やケガをした時の医療費や仕事ができない(収入減)に備える「医療保険」と「就業不能保険」そして突然起こる不幸で家族が生活に困らないように「死亡保険」についても保障のボリュームを厚くしました。
専業主婦として家庭にいる私は、「死亡保険」を少なくして、30代になるとかかるリスクが上がる女性特有(乳がん・子宮がん・卵巣がん)や(妊娠や出産)の部分に手厚い保障が受けられるようにしました。
雑誌や保険会社のHPなどで自分なりに調べて分かった気になっていましたが、大事な家族を守るための保険は加入する前に、年収やライフスタイルなど、今分かっていることと将来どのようにしたいかなどを家族できちんと話した上で、他に入っている保険があった場合、保障が重なっていないかなど細かいチェックも必要でした。
プロのアドバイスを聞きながら自分らしい保険に加入したのはとてもよかったと思いますが、プロに任せすぎにしないことも大事です
専業主婦だからって、保険に加入していなかったら
もしも、保険に加入していなかったら、今頃どうなっていただろうと考えると、不安がつきまとう毎日になっていたと思います。
なぜなら、保険に入っていなかった場合、突然の病気で入院が長期化したら、医療費がかなり大きな額になってしまいます。医療保険に入っていなければ全額自己負担になってしまい、今まで貯めていた貯金を切り崩さなければならなくなります。
何かしら、目標を持って貯蓄していた貯金を切り崩す場合、病気がいつ治るか分からない不安・治療費にいくらかかるのだろうという不安・いつ仕事復帰できるのかという、不安だらけに追い討ちをかけるように、目標や希望までも失いかねないような精神的苦痛までも受けてしまいます。
保険にあまり関心のなかった頃の祖父のケースを思い出すと、とにかくすべて(ケガの状態・入院治療費など)が不安だった記憶だけが残っています。
あの時(早いうちに)、保険のありがたさを痛感し、今では保険に入ることの意味を知ることができて本当に良かったと思います。
もしも今、保険に関して迷っていることがあるとしたら、まずは「保険とはなにかを知ること」「いったい何を迷っているのかを知る」ためにも、一度プロとお話ししてみることをおすすめしますよ。
保険相談ならじぶんの保険
たとえすぐに加入しなかったとしても、一体どんなものがあるのかを知っておくことで、安心できることも多いと思います。
大切な自分の人生ですから、わからないことをわからないままにせず、ちゃんとわかっている方とお話しすることで少しでも前に進めることを祈っています。