太陽光発電をパナソニックで設置した体験談
私が、太陽光パネルを設置しようと思ったきっかけは、マイホームを建てるタイミングと重なったからです。
以前から、テレビのコマーシャルや広告などで、太陽光パネルについて耳にしていました。
友人の家にも太陽光パネルを設置しており、よく太陽光パネルを買ってよかったと聞いていました。私も、いつかは買ってみたいと思いがありました。
そして、たまたま選んだハウスメーカーで、太陽光パネルのキャンペーンをやっていて、店員さんに勧められたので設置しようと決めました。
ちょうどよいタイミングだったのでしょうね。
太陽光発電に感じていたデメリット
私が、太陽光発電に感じていたデメリットは、パネルの値段が高いという事です。
そして、太陽光パネルの保証が10年という事でした。
太陽光パネルは、決して安いものではありません。
10年保証で、その後メンテナンスや買い替えを検討するらしく、果たして設置しても、コストパフォーマンスが成り立つのか不安に思いました。
もう一つの不安の種は、売電価格の変動です。当時、1KW43円となっており、契約時の売電価格は変動しないとの事でした。
しかし、それは今の取り決めであって、今後、制度が変わって売電価格が下がるんじゃないかという不安もありました。
しかし、それでもつけたいと思った理由は、災害時でも太陽さえ出て入れば多少なりとも発電を行って、家電製品が使えると聞いたからです。
昨今、東日本大震災を始め、台風や洪水など多くの災害が起こっています。
災害時、電気の供給が止まってしまえば、ご飯も炊けません。どんなに防災グッズを準備していても、不安はあると思います。
そのような状況があっても、家族の生活が少しでも守れるならと、我が家は太陽光パネルを購入しました。
自分で自分の身を守るための方法があったら、一つでも手に入れておきたいですよね。
太陽光発電をつけてよかったこと
私が、太陽光パネルを付けて良かったと思った理由は2つあります。
まず1つ目は、売電により電気代を節約できるという事です。
私は、マイホームを建てた時、オール電化住宅にして全館空調を設置しました。
全館空調とは最近流行りだした24時間、全室空調システムのことで、私が家を買う前から欲しがっていたシステムです。
全館空調は名前の通り、全室、トイレや玄関に至るまで、夏は涼しく冬は暖かく空調が効いているものでした。
しかし、この全館空調は生活に多大な貢献をしてくれますが、何より電気代が高い事が問題でした。
オール電化住宅は、ガスや灯油にお金を払わなくても生活できます。しかし、その分電気代がかかってしまうのは必然です。
我が家の電気代は、真夏で月に30000円、真冬ですと40,000円を超えます。
この額になると、いくらガスや灯油にお金がかからないといっても、さすがに生活を圧迫してしまいます。
しかし、太陽光発電を行い売電することで、全てを賄うことができませんが、かなりの電気代を抑えることができています。
これは勉強になります。
太陽光発電は災害時にもメリットがある
また、2つ目の理由として、災害時に使用できる非常用のコンセントの存在です。
去年の夏、実際に停電で使用する事がありました。
しかし、たまたま天気は良かったため、非常用のコンセントから電気を引き、ご飯を炊いたのを覚えています。
また、全館空調も使えたため、外は炎天下でしたが室内は涼しいままでした。
この時ばかりは、太陽光発電システムを設置して、本当に良かったと思いました。
太陽光発電をパナソニックにお願いした理由
太陽光発電の販売に関しては、調べるのが面倒くさくなるぐらい、多くの会社から商品が出ています。
我が家は、パナソニックの太陽光発電システムを使用しています。
なぜ、パナソニックの商品を買おうかと思ったかというと、ハウスメーカーでたまたまこの商品のキャンペーンをやっていて、価格が安かったことが大きな要因です。
キャンペーンでは、太陽光パネルを4.8キロ設置して190万円を100万円で設置できるというものでした。
もちろん、設置工事費も含まれてこの値段です。私は、あまりの安さに正直、ちょっと不安になりました。商品がしっかりしているのか、すぐ壊れちゃうんじゃないかと思ったぐらいです。
私は当初、太陽光発電の商品について詳しい知識はありませんでした。しかし、パナソニックという大手であれば、信頼しても大丈夫というブランド的な安心感があったため、この商品を注文しました。
やはり大きな買い物になればなるほど、そういった「安心感」を求めてしまうのは、自然なことですよね。価格が安いなら、なおさらうれしいですね。
パナソニックの太陽光発電の採算は?
我が家の屋根には、4.8キロの太陽光パネルを設置していますが、太陽光発電の採算について年間を通して見るとマイナスです。
その原因は、全館空調を使用しているからです。
春先の4月5月、秋口の9月10月頃の約4ヶ月間が、売電価格と電気使用量の採算が合うだけです。真夏は売電しても、20,000円ほど足が出ますし、真冬では30,000円を超えてきます。
売電利益は真夏で2万数千円、冬は天候や雪が降ってパネル発電が低い状況が続くと1万円を切ることもあります。
家を建てる時、ハウスメーカーからシュミレーションを聞いており、自分では許容範囲だと思っています。
全館空調を使わなければ、採算はプラスになるとの事でしたが、私は朝起きてエアコンをつけたり、ストーブをつけたりするのが面倒くさいです。暑さや寒さに右往左往せず、この快適な生活環境が手に入るならそれを使いたいです。
私は、太陽光発電を設置したからこそ、全館空調が使用できるのだと考えています。
全館空調と引き換えに、高い電気代も受け容れる心の準備ができていたなら、それはそれで「一つの生き方」ですからね。
太陽光発電を設置する時に大切なこと
私は、太陽光発電の設置を検討するのに大切なことは、「自分が何のために太陽光発電を設置するか」を明確にすることだと思います。
売電目的を主体にする人、災害時の対応のために購入する人、生活水準を上げるために購入する人など色々いると思います。
その時の状況に合わせ、検討していくことが必要だと思います。