フラット35Sで住宅ローンを組んだ体験談
私が住宅を購入したいと思った一番のきっかけは、子供が生まれたからです。
夫婦二人だけだったら住宅を購入するつもりはなく、その時の状況に合わせて住む場所や家賃を変える事のできる賃貸が理想と思っていたのですが、子供のためにはやはり賃貸ではなく、一生住む事のできる持ち家が必要だと考えるようになりました。
そのタイミングで知人から「家を購入する気があるなら低金利の今がチャンス」とアドバイスされ、購入を決意しました。
頭金として出せるほどの貯金もなかったのですが、低金利の今なら時間をかけて頭金を用意するよりも、頭金なしで早めにローンを組んでしまった方がいいと言う話も聞いたので、それも大きなきっかけの1つです。
一軒家を借りていたので家賃も高く、その金額を払い続けるくらいなら早く家を購入し、住宅ローンとして払う方がいいとも思いました。
そして、このまま賃貸に住み続けても、間取りなど自分の理想に合う物件はなかなかないので不満が出てきてしまい、注文住宅で自分の理想に合った家が欲しいという気持ちも強くあり、様々なきっかけが重なって購入する事になりました。
住宅ローンを組む上での悩み
住宅ローンを選ぶ時は、何もかも全くの無知で本当に悩みました。
変動金利や固定金利など、ローンの種類ですらわからない状態だったのです。
そして、ハウスメーカーの営業の方にお勧めなどを聞いたところで、提携してる銀行を勧められるだけで、それが本当にいいのかも判断できませんでした。
最初は金利がとても低いからという理由でネットバンクで考えていたのですが、窓口で直接やり取りできないのは不安じゃないですか?などと言われるとまた悩んでしまって、なかなか決める事ができませんでした。
35年も続くローンですし、高い買い物なので住宅ローンを選ぶ事自体がとてもプレッシャーになってしまっていた時期もありました。
ネットなどで調べても、固定金利がいいと書いてあったり、変動金利がいいと書いてあったりでなおさらわからなくなったりで、結局は何が正しいかなんて答えは出るはずもありませんでした。
住宅ローンの審査についても、知人が審査に通らなかった話などを聞いたので、自分達の状況と銀行の審査の条件が合うところにしないといけないと思い悩みました。
住宅ローンの情報収集
住宅ローン選びの悩みを解決するために私がしたことは、とにかく周りの人に色々な事を聞き、ネットでたくさん調べる事でした。
ハウスメーカーめぐりをしながら色々な営業の方に聞いてみたり、住宅ローンを組んでいる周りの人達に聞いたり、暇さえあればネットで情報収集をしたりしました。
住宅ローンの審査の不安に関しては、ハウスメーカーを通していくつかの銀行で仮審査をしてもらいました。
固定金利が変動金利かに関しては、途中で変更する方法なども調べて、将来の金利変動に対応できるように考えてみました。
ネットで住宅ローンのシミュレーションを使って、色々なパターンで計算したり比較できた事もとても参考になりました。
団信などの保険も住宅ローン選びの重要なポイントだったので、内容などを比較したり調べる事はたくさんありました。
あとは、自分達の性格に合うのはどの住宅ローンかという事を、夫と時間をかけて慎重に話し合いました。
夫との話し合いにより、自分達にあった住宅ローンは固定金利だということで納得のいく答えが出ました。
金利の低い変動金利はとても魅力的でしたが、心配性な私達には35年間変動のない固定金利があっていると思いました。
住宅ローンをフラット35Sに!
そして私達が契約したハウスメーカー限定の住宅ローンが固定金利のフラット35で、長期優良住宅でしたので10年間金利が0.3%低くなるフラット35Sを適用できるという事だったので、迷わずそれに決めました。
そのハウスメーカー独自の住宅ローンなので、面倒な手続きなどもほとんど自分達でやることはなく、そういったところもよかった点です。
住宅の購入は、住宅ローンを選ぶ事以外にもたくさん決めなければいけない事があるので、手続きなどが簡単に済むのはとてもありがたい事でした。
最終的にはお得なのは変動金利なのかもしれませんが、結果的にそうなったとしても、安心を買ったと思えばこれでよかったんだと私達は納得できると思います。
そして、誰かに言われたからではなく「自分たちの意志で選択した」という確信からズレなければ、「しまった!」と思うことはあっても後悔することはありません。
フラット35Sで購入して良かった
もし住宅を一括で購入していたとしたら、とても無理をして購入する事になるはずなので、万が一の時の預金などはほとんど手元には残っていないのではないでしょうか。
やはりある程度の預金は、残しておかなければ何かあった時の事を思うと不安が大きくなるでしょう。
大きな出費の時には、他のローンを組まなければいけなくなってしまいます。住宅ローンよりも高い金利を払う事になります。
住宅ローンを組んだ時のメリットである、住宅ローン控除も利用する事はできませんし、団信も利用できないので、団信より割高の保険に入らなければいけなくなります。
子供の教育費だってこれから先どのくらいかかるかわからないので、他のローンを借りるよりも金利の低い住宅ローンを借りて、預金を住宅の一括購入ではない他の事に利用した方が安心かと思います。
しばらくそれで様子を見て、大丈夫そうであれば繰り上げ返済などの方法をとるのがベストな選択ではないでしょうか。