在宅ワーク「クラウドワークス」が私の世界を広げてくれました
主人の仕事の関係で地方に引っ越したことが、在宅ワーク「クラウドワークス」を始めたきっかけでした。
新しい土地で、求人情報誌を見たりハローワークに通ったり…それまで携わってきた事務経験を活かした仕事を希望して、仕事探しをする毎日でした。それでもなかなか見つからないのは、その土地の圧倒的な求人の少なさでした。
職種を選ばなければ、パートやアルバイトで、なにかしらの仕事を始めることが出来そうです。しかし、今までの経験を活用したいということと、「働くことが楽しい」と感じられる仕事にどうしても就きたかったため、根気強く仕事を探し続けました。
一ヶ月、二ヶ月…仕事も見つからないまま、時間ばかりが過ぎて行きます。だんだん、「もう、どんな仕事でもいいか…」と諦め始めた時、ふと「在宅ワーク」についてのホームページに行きついたのです。
それまで、「在宅ワーク」という仕事の印象は、封筒の宛名書きや雑貨制作のような、昔ながらの「内職」でした。「私の探している仕事ではない」という先入観で、見向きもしなかった仕事です。
そこから「在宅ワーク」について知った新しい情報は、私のイメージしていた「在宅ワーク」とは全く異なったものでした。
クリエイティブなものや、自分のセンスを活かせるものなど、多種多様なものがそろっています。
在宅ワークのクリエイティブさに驚いた
データ作成やデータ抽出といった事務作業から、ライティングやパンフレット作成といったクリエイティブなもの、数分で完了するアンケート等。しかも、材料の準備など一切不要で、自宅のパソコンで登録さえしてしまえば、すぐに始められるという非常に手軽なものだったのです。
とはいえ、インターネット上に自分の情報を登録して、仕事の契約を結び、お金を払ってもらう…セキュリティ面での不安や、「こんな素人がいきなり登録して、収入を得ようとして大丈夫か?」といった不安が頭をよぎりました。
いろんな「在宅ワーク」の体験談や、実際「在宅ワーク」で収入を得ている主婦の方のブログを読み、情報収集をしました。そこから、利用者が多く、運営している会社も信頼できそうな「クラウドワークス」という在宅ワークのサイトに登録しました。
初心者でもできそうな在宅ワーク
登録をしたといっても、仕事を探してこなければ収入にはなりません。まずは、初心者の自分にも出来そうな、文字数が少なめのライティングや、インターネットでの検索を使ったデータ収集などの仕事を中心に、応募を始めました。
「クラウドワークス」」を通じて最初に決まったのは、主婦を対象にした情報サイトの記事作成でした。趣味やお小遣いの稼ぎ方といった情報を、読みやすく親しみやすい文章にします。
書いた記事は、初めてのライティングということもあり、時間をかけて情報を集め、丁寧に言葉を選び、何度も何度も読み返して、それは丁寧に仕上げました。そのおかげか、初めて書いたものにも関わらず、クライアントから好評価を貰うことが出来ました。
「こんな素人でも、それも家の中でパソコンを使うだけでも、仕事を手に入れる事が出来るんだ」と、とても嬉しくなりました。
張り切った私は、一度にたくさんのライティング案件を受けるようになりました。すると、最初の一件のようにひとつひとつに丁寧に向き合う程の時間的余裕がなくなってしまいました。
なんとか既定の文字数をクリアするための文章となり、難しい言葉をかみ砕くことも怠り、提出した後に「趣旨が違う」と指摘が入るようになりました。
最初のライティングが偶然うまく行っただけで、私に、読みやすく親しみやすい文章が書けるわけないんだ…と、早くもスランプに陥ってしまったのです。
その時、クライアントから、作成した文章がどんなサイトで使われているか、情報サイトのURLが送られてきました。
開いてみると、自分の書いた文章…拙く、荒削りで、まだまだ修行が足りないと思いながら提出した文章が「記事」となって掲載されていました。
客観的に読んでみると、確かに不慣れな印象の文ではあるのですが、そこまで悪い印象ではありませんでした。文の合間に、シーンに合った写真も取り入れられていて、きちんと「記事」として読めるものに完成していました。
私が書いたものが、こうやって形になって、たくさんの人に見てもらっている。同じ立場の主婦の人の、情報収集のひとつになっているかもしれない。
そう考えるようになりました。焦るあまりに時間が足りなくなり、納得のいかない文章を書きあげていたことを、おおいに反省しました。
初心者ワーカーから次のステップへ
それからは、仕事の量を自分がこなせる程度にセーブし、ひとつひとつの案件により丁寧に向き合うようになりました。そうすることで、少しずつ実績を積んで評価を貰い、他の案件も採用されやすくなりました。
何よりの収穫は、自分が楽しいと思える仕事を、自宅にいながら簡単に毎日、それも好きな時間に出来るということです。
「在宅ワーク」を始めていなければ、納得のいかないまま「とりあえず」見つけた仕事に就き、特に楽しみもなく、淡々と収入のためだけに働いていた日々だったかもしれません。
インターネット上で顔の見えない相手とはいえ、「素晴らしい仕上がりです」「依頼して良かったです」と言われるのは、何事にも勝る喜びです。こんな風に活躍できることがあったのだと、ひとつの仕事をこなすたびに自信につながります。
「クラウドワークス」は、ただの主婦だった私の世界を広げてくれました。クライアントや私の書いた記事を読んでくれている人のために、もっと経験を積んでいきたいと考えています。